オッサン的 批評

定年へのカウントダウンが始まりました。趣味を見つけようとブログを始めました。

『本当に卒業できるのか?』

今週のお題「〇〇からの卒業」

シン・エヴァンゲリヲン見てきました。

約1年余りコロナの影響もあり映画館に行くのを辞めていました。大好きなエヴァンゲリオンの最後?という事もあって行ってきました。

この映画を見て今週のお題に参加しようと決めていました。 ですが見てすぐは参加を見合わせようかとも思いました。それから何日かが過ぎ、ようやく気持ちの整理が出来てきてきました。                               このブログを書くことによってもっと整理をつけて前に進みたいと思います。

[rakuten:honten-smiledvd:10322509:detail]

まだ上映から1週間程度なため 見ていない方も多いと思いますがエヴァファンなら見るべきだと思います。(コロナ対策映画館は実施しています。大丈夫です!) とくにオッサンのように若いころからテレビ版や旧劇場版を見ていたファンなら必ず見るべきかと思います。

オッサンは2回泣きました。 2回と言っても涙が出たのが2回だけという意味で、鳥肌は何度なのかもわかりません。オッサンのように高齢となるとさすがに映画館で泣くのはかなり抵抗があり、必死に我慢していましたがそれでも2回泣きました。

映画館を出てふと振り向くと玉光堂の店先で宇多田ヒカルの”One Last Kiss”が流れているのを聞きまた泣いてしまいました。路上で涙を流すなんて自分でも信じられません。今も聞きながら書いていますが鳥肌は止まりません。

考察や用語解説などは他の方に任せますが、この映画の感想は「全てのエヴァンゲリヲンの卒業」だと思います。

新劇版はもちろん TV版・旧劇・漫画・プレステゲーム、その全てを終わらせるべき映画でした。

用語や複線など わからない事はエヴァなので当り前ですが頭の中はそんなことを考える事もできませんでした。 3時間という長い時間ただスクリーンを見ていただけでした。 見る前は今回も2回見ようと思っていました(1回目は見るだけで2回目は複線などのチェックをする。いつもの見方をしようと思っていました。)が残念ながら2回見る気力も無くしてしまいました。

こんな言い方をすれば大げさだと言われるかも知れませんがいつも隣にエヴァがいました。 書棚の漫画もTV版アニメDVD・グッズなどを家に帰ってきても真っすぐに見れませんでした。

『もうこれで終わりだ。お前も卒業しろ!』庵野監督に言われた映画でした。

今もそれに対して『本当に卒業できるのか?』それだけを考えています。

映画のエンディングでエンドロールが流れる中、音楽(”One Last Kiss”)が流れ、終わった瞬間『予告』が出ずに、”Beautiful world”が入った時の失望感 多分いや絶対、忘れられないと思います。『お前も卒業しろ!』もう一度言われました。

席を立てずにじっとしていたのは自分だけではなかったと思います。明るくなった館内には何人かの人が残っていました。 

魂の抜け殻になった気がしました。 

多分、映画館のスタッフの『ありがとうございました。』という声も『お前も卒業しろ!』と聞こえて来る。

『本当に卒業できるのか?』 

それでも時間が経ち、日にちが経ちました。生きていくためにはご飯も食べなければならないし、働かなければならない

今回のエヴァンゲリヲン オッサンを納得させるように優しく解説するようなセリフが多かったと思います。冷静に見ていればもう少し内容が頭に入ったかと思います。 話し過ぎのゲンドウの違和感

そんな簡単なエヴァンゲリヲンであっても消化が出来ないそんな置いてけぼりの自分がいる。 

さようならエヴァンゲリヲン やり直しのエヴァンゲリヲン そんなことは見る前から解っていた。 

もう一度”序”から始めなおし ”破”で旧劇・テレビ版からの分離 ”Q”での謎の部分 カヲルの死 PTSD そして今回の”シン・エヴァンゲリヲンでの演出 キャラクターの恋・内面からの決着、神のやり直し(スクラップビルド) ノアの方舟の話 3・11を思わせる洪水 戦艦での戦闘シーン 頭の中を映像が、名言が『何度も繰り返される』 

眠れない夜を何度か過ぎたとき『そうやって、いじけていたってなにも楽しいことないよ』マリの声が聞こえてくる。

暗い朝を迎えたとき『あれから14年経っているという事よ』アスカの声も聞こえる。

重い足を引きずり歩いていると『乗るなら早くしろ』ゲンドウに叱咤される。

他の方の解説動画をイヤホンで聞いていると”電車と線路”の音が聞こえて来る。

生きるしかない『31手先が君の詰みだ』と言われても生きるしかない

『本当に卒業できるのか?』なんて考えている暇はないんだ『時が来たね』そう 時は来たのだ。

『生きるってことは変わるって事さ』そうなんだ考えを変えなければ生きていけない

エヴァンゲリヲンは終わったのだ。 終わってしまったのだ。

『本当に卒業しなければならない』いや『本当に卒業するんだ』

それを確認するため また 明日、エヴァンゲリヲンを見に行く 

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。 読み返すといつにも増して意味わからん文章でも書いてまた少し落ち着きました。 コメントありましたらお願いします。

 

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村
応援のクリックお願いします!

 


お願いします。