オッサン的 批評

定年へのカウントダウンが始まりました。趣味を見つけようとブログを始めました。

映画『渇き』の裏顔 2つの未解決事件

渇き。

DATA
公開 2014年
監督 中島哲也
原作 深町秋生
上映時間 118分
興行収入 7.5億円
ジャンル スリラー
キャッチコピー あなたの理性をぶっ飛ばす劇薬エンタテインメント
キャスト
藤島昭和 役所広司  元刑事 加奈子の父 桐子とは離婚
加奈子  小松菜奈  高校生? 
瀬岡   清水尋也  ボク 加奈子に憧れている いじめられている。
遠藤   二階堂ふみ 加奈子の友達
桐子   黒沢あすか 加奈子の母 藤島の元妻
東    中谷美紀  加奈子の元担任
辻村   國村隼   加奈子の担当医師 精神科
浅井     妻夫木聡  刑事 藤島の元部下
あらすじ
元刑事の藤島昭役所広司)現在の仕事は工事現場での収入を支えとし、酒とタバコに逃げ落ちぶれた生活をしていた。 ある日、藤島は離婚した元妻桐子黒沢あすか)の知らせで一人娘の加奈子小松菜奈)が失踪した事を知る。 藤島は、娘の失踪の手がかりを探すため桐子の家へ行くことに成るのだがその眼は心配よりも喜びに満ちている。加奈子の部屋を捜索し、小袋に入ったシャブを見つける。 桐子に友達の情報や生活態度などを訪ねるも桐子がしっているのは、加奈子の表の一面だけでその裏の顔は全く分かっていなかった。 藤島加奈子を探し出し失われた幸せな生活を取り戻すため、加奈子を執拗に探す。
一方 「ボク」こと瀬岡(清水尋也)は学校でいじめを受けていたが優しい一言を掛けてくれた加奈子に憧れを抱いていた。 


www.youtube.com 掲載させていただきます。 ありがとうございます。

オッサン的映画批評

この映画とにかくわかりづらい、話が解りづらいというより3年前現在の進行などが入り組んでいたり、視点藤島『ボク』の二つならまだしも所によっては遠藤二階堂ふみ)や加奈子視点もある。 小説なら読み返すことも出来ようが、何も知らないオッサンのような目線の視聴者には非常にわかりづらい、時系列でまとめろとは、言わないが、テロップで日時が表示されるが、PMOO時が先に書かれてあり飲み込むのに時間がかかる。 果ては偶によくわからんアニメまで途中に入るのは何かを「区別」しているわけでもなく無駄なのではないだろうか? 
まあ 原作を読んでいればすんなり入るのだろうが映画を1回見ただけではわからず、2回見ようかと思う程のラスト(集約)も無い映画だった。
違う構成(撮り方)をしていれば同じ話でもすんなり入るだろうと思う 残念!!

映画『渇き』の裏顔 2つの未解決事件
①スーパーナンペイ事件
⓶プチ・エンジェル事件

①スーパーナンペイ事件
「渇き。」の冒頭の事件、コンビニでの殺害事件は、1995年に起きた『スーパーナンペイ事件』を参考にした事件だ。
『スーパーナンペイ事件』は今もなお未解決事件となっており犯人はもちろん、逮捕されておらず関与者も不明の事件である。
事件の概要は1995年7月30日八王子市大和田にあるスーパーナンペイの事務所で当時17歳、アルバイトの女子高校生2人パート従業員計3人が頭など拳銃で撃たれ殺害された事件で今から25年以上も経ちますがその血まみれの惨状を想像すると身の毛もよだつ事件です。 女子高校生2人粘着テープで手を縛られていた。現場に残された足跡は一つ 警察はその粘着テープから犯人とみられる指紋を入手する。警察の1千万以上とも言われるデータベースから割り出されたのは、東京の多摩地域に住んでいた男 じゃー捕まえるだろうと思うでしょうが、指紋を証拠に犯人(重要参考人かな?)を割り出すには12点の一致を見なけらばならず、この男の指紋とは8点しか一致しておらず逮捕に踏み切れなかった。 ちなみに8点の一致1億人に一人だそうだ! そりゃ「確定」じゃないの? と思うが残念ながらこの男は6年前に死亡 現在も未解決事件となっている。

 

⓶プチ・エンジェル事件 
スーパーナンペイ事件「渇き。」では場面として使われているだけで特に大きな影響となるものは少ないようだが、このプチ・エンジェル事件はそうではなく、この映画の根幹にかかわる事件だ。
加奈子が友人に売り、又「ボク」犯された事など そしてこの加奈子の事件を警察が知っており、浅井 刑事 妻夫木聡)が隠ぺいしようと画策している部分、この売りの相手(客)が地位も金も名誉もある辻村國村隼医師)だったりと類似する点も多い

プチ・エンジェル事件とは、こちらもスーパーナンペイ事件同様未解決事件となっている。(警察的には「幕引き」されている。)
警察の「幕引き」とされた事件としては、2003年7月小学生らが誘拐拉致監禁されるも犯人が逃げ切れないと悟り自殺した為、逃げ出し、事なきを得た事件となっている。
一件落着!ww
しかし この事件 日本の「闇」と呼ばれた事件で当時、オッサンも週刊誌を買い読み漁った非常に興味深い事件だ。
・・・というのもこの犯人の死因はマンションでビニールを被って練炭自殺をしたことに成っているが、ビニールの一部が焼けており空気が漏れ、とても自殺できる状態ではなかったという事また、ビニールは内側から目張りをされているのだが、外側からもテープが張られていた!? ちなみに当時、テレビでこの自殺を実証実験したところ失敗!?
自殺した犯人の男は日ごろから少女売春を行っており、35億も売り上げており、フェラーリを2台所有していた。(単独な訳ないだろ!!)
小学生の少女が監禁されていたマンションには1階にコンビニがあるのに辻向かいのお花屋さんに逃げ込む(きっとコンビニは時間外でお休みだったんだw)
しかも、この男は顧客リスト?を持っており、そこに書かれている名前がマジヤバイ!
映画のように地位も名誉も金もある『医師』・『裁判官』・『政治家』そして『警察』!?  そして、あの超有名人も名前を連ねていたそうです。
こんな超!「面白そう」なお話 週刊誌・テレビなどのマスコミが見逃すはずも無く、最初は面白おかしく、報道をするのですが、途中からパッタリと警察の「幕引き」に合わせ報道されなくなります。(なんでやねん!!)
これを追っていたフリーのジャーナリスト東京湾死体で浮かぶ・・・
犯人の兄弟行方不明!? 監禁されていた少女たち行方不明??
売春をやらされていた少女らも何千人もいたのにダレ~も口を割らない・・・
どこまでほんとなのか? どこまでが嘘なのか??ほんと闇の中!!
オッサンもこんなこと書いてたら消されちゃうかもww

ちなみにこの映画『渇き。』もこの事件の性でわかりづらく(理解しづらく)しているのならこの監督中島哲也』 名監督だなww

最後まで読んでいただきありがとうございます。
拙い文章ですが、一所懸命書きました。
もし 人名などの誤字脱字ありましたら指摘してください。(すいません。)
宜しければ コメント・読者登録・応援のブログ村クリックをお願いします。 励みに成ります!
では、本当にありがとうございました
にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村 応援のクリックお願いします!

お願いします。