オッサン的 批評

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万引き家族  3人の子どもの未来

万引き家族


映画「万引き家族」本予告編

データ

2018年公開  PG12

第71回カンヌ国際映画祭 パルムドール

監督 是枝裕和

原案 是枝裕和

ジャンル ドラマ   120分 興行収入 45.5億円

キャスト

柴田 治  リリー・フランキー

柴田 信代 安藤サクラ

柴田 亜紀 松岡栞優

柴田 翔太 城 桧史

ゆり(りん) 佐々木みゆ

柴田 初枝 樹木希林

宮部 希衣 池脇千鶴

山戸 頼次 榎本 明

柴田 譲  緒形 直人

 

あらすじ

東京の下町に暮らす柴田一家 父  (リリー・フランキー)・母 信代安藤サクラ) 信代の妹 亜紀 (松岡栞優)・長男 翔太(城 桧史)・祖母 初枝 (樹木希林) 一家は、日雇いの ・クリーニング店員の信代の給料に加え 祖母 初枝の年金で暮らしている。 足りない分は 翔太万引きで補っていた。ある冬の日、翔太が一仕事を終え 帰る途中 団地のバルコニーで一人の女の子、ゆりが震えている。 見かねたゆりを家まで連れて帰ってきた。ここから 奇妙な柴田家の生活が始まる。

柴田一家は表向きを家族として暮らしているが実は血のつながりはない、      信代は以前 信代が働いていた飲み屋の客 男と女の関係以外に        オッサンの想像では、信代の同棲相手を殺し埋めたという過去を絆とする関係。   本当の名前はえのきしょうた信代たなべゆうこという             翔太信代がパチンコ店での車上荒らしをしていた時に車の中に一人でいた子供 本当の名前はわからない(自分の名前も言えないほど小さい子を連れてきた?)   唯一血縁関係らしきものがあるのは、亜紀初枝だけ。              亜紀初枝の関係は初枝の前夫と後妻との間に出来た子の長女(非常にわかりづらい)で家出をし、初枝のもとに来る                         亜紀は軽風俗店に勤務し「さやか」という源氏名で働いている。          ちなみに「さやか」という名は亜紀の妹の名前                  そして ゆりは本当の名前はジュリで発音が悪く 一家には”ゆり”と聞こえていた。 後にニュースで行方不明の子がゆりだとわかり 髪を切り名前をりんに変えさせる。 りん児童虐待を受けており体中にアザややけどの跡がある。

ある夏の日 柴田一家は全員で海水浴に行く 一家はみな仲が良く笑顔が絶えない  まるで本当の家族のように!

は工事現場でケガをし、無職となり また 信代もクリーニング店を解雇される。 一家の収入のほとんどは初枝の年金だけとなるがやがて初枝は突然死してしまう   一家は収入の柱を失ってしまう 信代初枝の遺体を土に埋める。

ある事件がきっかけで警察の捜査が入り 一家の罪を信代が全てかぶり服役する。        

 

オッサン的映画批評

3人の子供に未来

 

①亜紀の未来

この映画の亜紀のラストシーンは一家の住んでいた家を訪ね その玄関を開けるシーン

もちろんそこには誰もいない しかし、柴田一家の生活の匂いだけは残っているだろう  彼女の年齢設定は微妙な所だが高校を卒業したくらいだろうか? 実の一家は彼女にとって更に居心地が悪い一家になっていることだろう もう一緒に住むことはできないのではないだろうか? 生活レベルの高く、世間体を気にしている親、出来の良い妹 そんな中に死体遺棄をした犯罪一家の一員として暮らしていた亜紀が帰れる場所は無い 

やがて彼女は一人、家を出てこの家で暮らしていくことになるだろう。       そのことを親に告げれば「厄介払いになる」とそれなりのお金を出してくれるのではないだろうか?                                 日々の生活費はまたアルバイトをすれば足りるだろうし、彼女は笑っていられる。

出来ればタンスを探して初枝の震える字の手紙を見つけてほしい         『このお金は亜紀、お前のものだよ』と書かれた手紙を!

 

②翔太の未来 

ラストシーンで翔太信代から見つけた時の場所や車種を告げられる。        将太はその後 その場所を訪ねたのだろうか?

オッサンは尋ねなかったと思う もちろん心の中では本当の親に会いたいとは思っていたと思うがリンの親のように翔太の親も捜索願を出さないのは、もう翔太をいないものだと扱っているという事を察しているはずだ。彼は非常に頭の良い子だ。 それに本当の親ではないが治と信代を親だと思っている。 ラストで泣きながら『とうちゃん』と呼ぶ姿に涙した人もいただろう

信代の出所は死体遺棄で3年後くらいだろうか?                  中学生になった翔太は彼らを訪ね 「とうちゃん・かあちゃんと呼ぶことだろう

 

③リンの未来

リンの最後のシーンは一人バルコニーで一家の思い出の宝物 ビー玉で遊ぶ姿だ。    彼女にはあの半年足らずの日々が一体なんだったのか理解できていないだろう。   以前の彼女に優しくしてくれたのはおばあちゃんだけだった。           そのおばあちゃんも死に母の彼氏?には虐待され、最愛の母には『産まなきゃ良かった』といわれる。

そんな彼女の生活が一変したのはこのバルコニーからだ。               そこから連れ出してくれた・服を買ってくれた信代・『かわいい』と言ってほほ笑んでくれた亜紀・おまじないをかけてくれた初枝・どこにでも一緒に行ってくれる優しいお兄ちゃん そんな日々を思い出し今日もここで数え歌を歌っている。

3人で暮らしている翔太達はここには来れないのだろうか?一人暮らしの亜紀は?       できれば今度は5人で暮らせる日が来てほしい

リンがバルコニーから見上げた先には誰かが来ていたのだろうか?         その顔は笑っていたのだろうか?

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。                  拙い文章ですが、一所懸命書きました。 もし 人名などの誤字脱字ありましたら指摘してください。(すいません。)宜しければ コメント・読者登録をお願いします。   励みに成ります! では、本当にありがとうございました。

 

 

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