オッサン的 批評

定年へのカウントダウンが始まりました。趣味を見つけようとブログを始めました。

子宮に沈める。 

子宮に沈める

DATA
公開 2013年
監督 緒方貴文
オレンジリボン映画 推薦作品
上映時間 95分
キャスト
由希子    伊澤恵美子 (訂正済み・申し訳ありません
幸           土屋希乃
蒼空        土屋英輝


www.youtube.com


あらすじ
由希子伊藤恵美子)は、長女  (土屋希乃)と長男 蒼空 (土屋英輝)との4人家族として暮らしていた。 
その頃の由希子専業主婦として子供たちを大事に、幸せに暮らしていた。
やがて夫は家に帰らなくなり離婚
離婚の原因は夫ばかりで無く、由希子にもがいた。
この為か? 慰謝料は取れなかったと思われる。
由希子は子供を食べさせるため、働きに出る。
なんとか資格を取ろうと勉強をしていたが、仕事育児疲れ果てていく
ある日、由希子を奇麗に結い直し 
二人を残し出ていく
何かを察したのか
「ママ 早く帰ってきてね」とお願いをする。


オッサン的映画批評
この映画の元と成った事件は2010年に発生した「大阪二児餓死事件」である。
「大阪二児餓死事件」とは大阪西区のマンションの一室で3歳の女児1歳の男児が、育児放棄によって餓死した事件である。
遺体が発見されたのは7月30日
近所から「異臭がする」との通報で駆け付けた警察が発見
置き去りにした母親は風俗店に勤務する23歳だった。
当時 この事件はマスコミを騒がした。
我が子の育児を放棄し、餓死させるなんて信じられない事件として覚えている。
もちろん 世間からも非難の声が浴びせられた。


この映画、結末が分かっているだけに胸が痛くなり、涙なしには見られなかった。
実はこの2、3日 ブログを更新できなかったのもこの映画を見たからである。
いつものようにおもしろ、おかしくなんて書ける作品ではない
見るのを薦める映画ではない


しかし
これがほんとにあった事件なら見るべき 
いや 
広めるべき映画と思い
書くことにしました。


オッサンが書いたところでほんとに数人にしか広がらないとは思いますが、
この映画 いや 事件
母親が悪い!!
と一方的に決め付けるのではなく
この事件を生んだ日本にも何かしら問題があるはずです。

実際の事件の母親の生い立ちは、
小学生の頃、両親が離婚
中学生で何度も家出を行い
二十歳結婚、長女を出産
翌年 長男を出産
更に翌年、自らの浮気借金離婚
離婚の家族会議では


「親の世話にはならない」


「借金は自分で返す」


誓約書を書かされる。


夫からは養育費はもらえない

こんな環境で小さい子供二人を喰わせられますか?

彼女はまだ23歳ですよ

絶対無理だろ!

親も親だし、前夫も!

浮気相手もみんな 何考えてるんだ!

しかも児童手当なども受給してない!

金が全てとは言わないが、金が無きゃ死ぬだろ

無知にもほどがあるだろ!

教育されてない!! では済まされない

結局 一人で働いて育児に疲れ

この21世紀の世の中で 

この飽食の日本で

餓死!!

ありえないだろ!!

しかも このマンションの住人達!

毎日 子供の泣き声 聞いている。

インターホンで『ママ』『ママ』

叫んでいる声、聞いている。

助けれよ

何とかしてやれよ!!

 

・・・

 

・・・

 

でも 隣に住んでいたら

出来たのだろうか?・・・


結局 
こんな社会を作っているのは自分

こんな日本を作っているのは自分

それを忘れないためにも見て欲しいです。

二児の魂が安らかなことを祈って

 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。
拙い文章ですが、一所懸命書きました。
もし 人名などの誤字脱字ありましたら指摘してください。(すいません。)
宜しければ コメント・読者登録・応援のブログ村クリックをお願いします。
励みに成ります!
では、本当にありがとうございました
にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村 応援のクリックお願いします!
お願いします。

 

blog後記
コメントでのご指摘ありがとうございます。
ご希望通り削除させていただきました。